日本パンダ保護協会 活動報告

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日本パンダ保護協会の、パンダ保護活動内容についてご報告します。

2011年 日本パンダ保護協会 懇親会

このたびの東日本大震災により被災された皆様、ご関係者の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

2011年11月15日(火)、ホテルラングウッド(荒川区東日暮里)にて当協会の名誉会長黒柳徹子氏をお迎えし、親睦会を盛大に開催致しました。

本年2月、上野動物園に待望久しいパンダ2頭が来日。4月1日より日本名・リーリーとシンシンとして一般公開された2頭は、上野の住環境や日本のタケにすっかりなじんでいるようです。4年ぶりにパンダがいる夏休みとなった今年の夏は、連日1万人以上の来場者が訪れたとのこと。
上野をはじめ街中でもパンダグッズなどが目につきますが、今年の親睦会は毎日パンダたちをお世話し、大勢のお客様を迎える立場の上野動物園関係者お二方を特別ゲストにお迎えしました。今回は遠方から駆けつけた会員も多く、最年少会員で生後1年8ヶ月の大熊猫(パンダ)くんもご両親と一緒に参加しました。会員・前田圭子さんの司会進行のもとなごやかな雰囲気で日本パンダ保護協会役員諸氏と会員の方々の交流を深めることができました。

日本パンダ保護協会は来年10周年を迎えることになりますが、2002年に当協会の活動を始めた田中光常会長から、本日出席の評議員やゲストの方々の簡単なご紹介と会の活動に関する報告で親睦会が始まりました。
パンダの繁殖プロジェクトを支援するために今春設立された『ジャイアントパンダ保護サポート基金』に、当協会会員から預かった寄付金を届けた旨の報告がありましたが、当協会の名誉会長黒柳徹子さんは、このサポート基金の運営委員会顧問でもあります。(超多忙なスケジュールの中、親睦会のための時間を調整してくださった黒柳名誉会長は、お仕事の都合で定刻より少し遅れてのご出席となりました。)

親睦会参加者60数名は、見た目も美しいコースのお料理を味わいながら、出席された当協会の評議員、ゲストの方々からパンダとのかかわりやパンダの飼育現場からの報告などを聞かせていただきました。
評議員の中川志郎氏(39年前、上野動物園にはじめてパンダがやってきた時、獣医師として飼育プロジェクトのリーダー。現在『ジャイアントパンダ保護サポート基金運営委員会委員長』)からは、「パンダが初来日したときのことは今でも忘れられないが、初代飼育員の本間さんから現在まで、歴代の担当者はいつも動物に学んでいる」というお話がありました。
同じく小山芳郎氏(元NHK、現在フリージャーナリスト)からは、今年の春、「私のパンダ物語」というタイトルで黒柳徹子さんにインタビューした2分間のラジオ番組が、東日本大震災の影響でいまだにオンエアできていないというお話がありました。震災の影響はこんなところにまで及んでいるのですね。
仕事先からタクシーで駆けつけた当協会の黒柳徹子名誉会長は、今年の春TVの特番出演時にビデオで見た、上野で公開が始まった頃の2頭のパンダの様子を紹介されました。「パンダたちを観客が見やすいようにと前面のガラス近くに餌が並んでいました。そうしたら、雌(シンシン)はお客さんの目の前で食べたのに、雄(リーリー)の方は、食べ物を持ってさっさと後の方に行ってしまったの。雌と雄で反応が全然違うのが面白かった」とのこと。
また、黒柳さんは「四川大地震の時、施設から裏山に逃げ出して身体中真っ黒になったパンダがモッコに入れられて救出される映像を見ていたら、モッコの中のパンダがちっともジタバタしないで悠然としていたのでビックリ。他の動物なら絶対ジタバタするのにパンダは凄い」と話されましたが、「パンダは身体が汚れてもお風呂に入らないのかとよく訊かれるの・・・・」という疑問が投げかけられました。(この疑問については後刻、パンダの飼育ご担当者から説明があります)

親睦会の特別ゲストとして、今春から2頭のパンダを飼育している上野動物園の土居利光園長と飼育展示課のパンダ飼育ご担当者が出席されました。
8月1日付けで上野動物園に来られた土居氏は、先頃中国で開催された『パンダ繁殖技術委員会年会』の基調講演で「これまでパンダの繁殖計画は量的な拡大を目標にしてきたが、現在、施設などで飼育されているパンダの総頭数が全世界で330頭になったので今後は遺伝子の多様性を保ちながら繁殖を進めたいという趣旨の話があった」と報告されました。パンダの数が順調に増えているのはパンダの保護活動に関心を持つ当協会会員にとっても喜ばしいことです。
今回、上野動物園で日々パンダのお世話を直接されている飼育ご担当者が、親睦会出席者の皆さんの様々な疑問に答えてくださることになり、早速、黒柳名誉会長からは「2頭の相性はどうですか?」という質問が飛び出しました。「2頭は、同居はまだですが、隣同士でいることは多々あり、時々お互いに鳴き交わしているので、10年という契約期間内には(2世誕生を)なんとか・・・・」とのことです。四川省の同じ施設で生まれ育った幼なじみのペアの赤ちゃん誕生が待ち遠しいですね。
評議員で『ジャイアントパンダ保護サポート基金』にも協力されている、湯川れい子さんの質問は、「パンダはなぜ汚れた身体のままでいるの?」という黒柳名誉会長もよく訊かれる疑問でした。その答えは、「(飼育スタッフが)パンダの身体を洗うということはなく、本人たちがプールに入って毛繕いするときれいになるが、水浴びした後すぐ砂場で転がってしまったりするので元気なパンダほど汚れている。雄(リーリー)の背中が黒いのはドロです」とのこと。
最近のパンダたちの様子についてですが、特に決まった遊び道具を与えなくても、食べ残しの竹や、掃除用のホースを部屋の中に引き込んで遊ぶなど好奇心一杯で元気に過ごしているそうです。
また、来日後8ヶ月を経過したパンダと飼育スタッフはお互いに心を開きあう関係になってきたようで、その時々で違う表情を見せるなど2頭のパンダの性格なども第一印象からどんどん変わっているように感じているというお話もありました。

関東地区・関西地区の責任者となっている会員からの活動報告のほか、“愛らしいパンダに出会うことで皆が笑顔になれる”キャラクターや写真を使った商品の企画・販売を通じて当協会とご縁のある企業や団体の方もゲストとしてご挨拶されました。
恒例の贈呈式では、田中会長より黒柳名誉会長に里子パンダの写真アルバムが贈られ、特別ゲストおよびゲストの各氏にも当協会の書籍を贈呈致しました。特に、24時間パンダをモニターして、糞や体臭なども観察しながら体調管理に努めてくださる飼育ご担当者には、出席者一同から感謝の気持ちを表す大きな拍手が送られました。

“上野のパンダ復活人気”もあって出席者にもれなく景品が行きわたった“お楽しみ大抽選会”で会場は大いに盛り上がり、閉会の挨拶に立った顔安副会長から、40数年前、子どもだった顔氏が四川省の自由市場でペットとして売っていたパンダと遊んだ思い出が語られると会場内がどよめきました。
今回も別室で黒柳名誉会長を囲んで、出席者全員の集合写真を撮影し、パン友さんたちと再会を約束し、名残を惜しみつつ散会となりました。
黒柳名誉会長からもパンダ保護協会の会員が増えることを願っていますとのコメントがありましたが、今年の親睦会では、最近入会された会員の方々の「パンダとの出会いの思い出」などの自己紹介がありました。上野にパンダがいることをきっかけにパンダの保護活動への関心が高まることを期待したいですね。

(レポート : 井田綾子さん、集合写真 : 北山末子さん、齋藤亘さん)
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2010年 日本パンダ保護協会 懇親会 in 和歌山県白浜町アドベンチャーワールド

11月20日、21日と2日にわたり、関西懇親会in白浜が開催されました。
関西を中心に東北や関東から17名の皆様にご参加いただきました。
年齢層も幅広くなんと3歳から60代まで!
20日はエクシブ白浜にて本格的な中華料理をいただきながらの懇親会。
パンダのお話とお料理に夢中になりあっという間に2時間が過ぎて行きました。
その後はお部屋へ移動し2次会へ。パンダの話で盛り上がり、時間を忘れてしまいました。

翌日は念願のアドベンチャーワールドで双子パンダとのご対面です!!
9時過ぎに到着した時はすでにゲート前は大行列!!入園後、パンダランドへ直行しましたが、こちらもすでに大行列…パンダ人気に喜びつつも、行列にため息がでてしまいました。そして、なんと前日から母子公開が急遽決定され海浜を抱く良浜を見ることができました。母子の姿は非常にほほえましく、自然に笑顔が溢れてきました。その後は、保護協会のメンバーだけで特別にバックヤードツアーへ!担当は愛浜ちゃん!!一人ずつ、にんじんやリンゴをあげることができました。愛浜ちゃんは京都から届いたばかりの新鮮な笹をおいしそうに食べてました。アドベンチャーワールドで一番好き嫌いの少ないお利口さんだそうですよ。

秋のアドベンチャーワールドは赤ちゃん公開のラッシュのようで、ライオンの赤ちゃん、コツメカワウソの赤ちゃん等パンダ以外にもかわいい赤ちゃんを見ることができました。
なによりも2日間晴天に恵まれ、11月とは思えない暖かさで思う存分パンダたちを見ることができました。
いくつかの反省点、課題もありましたが、皆様の協力で楽しい懇親会ができました。来年はもっとたくさんの皆様にご参加いただけるようにしたいと思います。

(レポートと写真 : 山端 章予さん、集合写真 : 事務局)
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2010年11月15日(月) 日本パンダ保護協会 親睦会

今年の冬は久々に寒い冬になりそうですが、皆様お健やかにお過ごしでしょうか。平素はパンダ保護にご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

2010 年 11 月 15 日 (月) 霞会館 (霞ヶ関ビル 34 階) に当協会の名誉会長黒柳徹子氏をお迎えし親睦会を開催致しました。
本年は、上野動物園に待望久しいパンダが2011年春にも来日決定といううれしいニュースを受け、動物園関係者としてパンダ貸与(借受)に直接関わられたお三方を親睦会のゲストにお迎えしました。今回も遠方から駆けつけた方や家族連れで参加された会員の方もあり、会員・峰澤彰宏氏の司会進行のもとなごやかな雰囲気で日本パンダ保護協会役員諸氏と会員の方々の交流を深めることができました。

動物写真家の草分けでパンダの写真集もある当協会の田中光常会長による開会挨拶に続き、青木副会長の発声による乾杯で親睦会は始まりました。
超多忙なスケジュールの中、親睦会のための時間を調整して開会から閉会まで通して出席してくださった黒柳名誉会長も、上野動物園にパンダが来日するということを大変楽しみにされている様子でした。
和歌山で双子の赤ちゃんパンダ(愛浜・明浜)たちと、ごく間近で対面したこともある黒柳さんは、『(今は亡き)梅梅が双子を一緒に育てたことはとてもすごいこと。白浜ではその梅梅の連れ子の良浜が双子を産んでいます。』と白浜パンダファミリーの話をされたり、『パンダは不思議な動物で、なぜ白と黒なのか、本当のところはわからない』とか、『パンダは笹や竹しか食べないと思われているけれど、四川で竹の花が咲いてパンダの主食である竹が枯れてしまったとき、羊の肉を焼くにおいでパンダをおびき寄せているのを見ました。ということは、パンダもお肉を食べるのかしら?』など、小学生の頃からパンダを研究している“元祖パンダ博士”らしいお話をされました。

親睦会参加者は、甘鯛のソテーやローストビーフのおいしいフランス料理をいただきながら、出席された当協会の評議員、ゲストの方々からパンダとのかかわりやパンダの来日に関する裏話などを聞かせて頂きました。
評議員の小山芳郎氏(元NHK、現在フリージャーナリスト)からは、『産経新聞による「戦後史開封」という本の昭和.47年に初めてパンダが日本に来たときの記事に、“黒柳徹子さんは「日中の国交が回復したので、パンダをお願いして欲しい」と首相官邸に電話をしようと思っていた”というエピソードが載っていました』という報告がありました。パンダ初来日の日、上野動物園の裏口で黒柳さんがパンダを乗せたトラックの到着を長時間待っていらしたというのは有名ですが、そこまでパンダの来日を待ち望んでいらっしゃったとは・・・・

親睦会のゲストとして中国側とパンダの貸与(借受)交渉をされた東京動物園協会からは理事長の浅倉義信氏と常務理事の小口健蔵氏、パンダの受入施設となる上野動物園の飼育展示課長・福田豊氏が出席されました。
東京動物園協会は60年前に設立され、現在の総裁は常陸宮殿下。東京都の4つの動物園・水族園の運営をバックアップする組織です。
浅倉理事長から『パンダ保護サポート基金』を立ち上げる計画がありますが、現在は中国問題の関係で活動を控えている状況。今後活動できる状況になったら会員の皆さんも基金を支援してください』との協力要請がありました。
来日するパンダのために現在上野動物園ではパンダの受入施設を改修工事中ですが、獣医でもある福田氏は中国から貸与してもらうパンダの個体選定の際、ペアとなる2頭の発育状況、健康状態や容姿などのチェックを念入りになさったそうです。
『貸与してもらうことになった比力と仙女は、5月の個体選定時には広州の動物園にいました。暑い日で大の字になって寝ていた姿がとても可愛かったのですが、小宮園長からの命令で、比力にちゃんとタマがついているかどうか望遠で確認。滞在中に中国人の飼育係からメールアドレスを教えてもらい帰国後も情報交換できるようにしてきました。7月に北京で調印した時、小宮園長が撮影したパンダの写真を自分が日本に送信することになったのですが、うまく送れるかどうかとても緊張しました。東京に映像が届いたことを確認できたときはほっとしました。

この9月に来日した中国の飼育関係者を温泉に案内したらとても気に入ってくれまして、一緒に風呂にはいり、お互いの背中を流しあうことでうち解けることができました』と現場レベルの担当者としての苦労や裏話を披露してくださいました。
動物園関係者の皆様方のこれまでのご尽力に感謝申し上げると共に、パンダの来日により稀少動物の保護活動への関心が高まり、支援者が増えるよう私たちもパンダ愛好家として微力ながらお役に立ちたいと思いました。パンダの来日時期は未定ですが、元気なパンダさんたちに上野で会える日が楽しみですね。

今回の親睦会は、出席した会員各自が自己紹介。パンダとの出会いやかかわり方に違いはあってもパンダへの熱い思いは共通ということで、会員同士の親睦や交流がより深まるようなコメントをしてくださいました。パンダを通じて交友関係が広がったり、中国とのご縁ができたという方も多いようです。
最年少会員として親睦会に出席し、会場の人気を一身に集めた生後8ヶ月の赤ちゃんのお名前はパンダ(大熊猫)くん。お母さまから、『高齢出産となった3番目の子が丈夫な子どもに生まれて来るように「熊」という字を使った名前にしました』というエピソードが紹介されると会場はおおいに沸きました。白黒模様のベビー服のパンダ(大熊猫)くんを始め、可愛いパンダTシャツやパンダグッズを着用している会員が会場では目につきました。
中国まで里子パンダに会いに行ったのに現地でなかなか里子に巡り会えず苦労された方もいましたが、『こんど来日する比力(2005.8.16生まれ)の里親を3年間していました。生後半年と1歳半の時の比力と一緒に写真を撮っています!比力と一緒に来日する仙女ちゃんは、比力と仲良しと聞いています。』というパンダ仲間にちょっと自慢できるエピソードをお持ちの方も。
会員から動物園関係者に対して、『上野動物園にくるパンダはガラス越しでなく観覧できるような展示方法を考えていただけないでしょうか。ガラスありとなしでは見学者に伝わるモノが違うと思います』という切なるお願いも飛び出しました。

また、中国雲南省で邱永漢氏がやっているコーヒー栽培事業の“Q’sコーヒー”を「パンダコーヒー」として日本に紹介するビジネスの関係者も特別ゲストとして出席されました。早速、黒柳さんが「コーヒー豆が黒と白じゃないの?」と質問されましたが、“そのコーヒー豆は幻の豆といわれるくらい育てるのに大変な苦労があり、パンダも育てるのが大変”という共通点からパンダのイラストをパッケージに使うことになったそうです。この商品の売上金の一部が日本パンダ保護協会に協賛金として支払われることになっています。(当協会の協賛金収入は、すべてパンダ保護研究のため中国に送金されます)

続いて、贈呈式が行われ、田中会長より黒柳名誉会長に恒例の里子パンダの写真、当協会が共同編集した「パンダの里から」などが贈られました。
ゲストおよび特別ゲストの4氏にも「パンダの里から」を進呈いたしました。 田中会長から会長撮影の写真集が、最年少会員パンダくんと黒柳さんにプレゼントされました。
40数種類の動物のあどけない寝姿がいっぱいの写真集「夢みる動物たち」には野生動物の貴重な姿も多く、黒柳さんも熱心に見入っていらっしゃいました。

座席番号による恒例のお楽しみ抽選会で会場が盛り上がった親睦会は青木副会長閉会の辞の後、別室で黒柳名誉会長を囲んで出席者全員の集合写真を撮影。
黒柳さんは、「『ブロッコリー』」と言いながら笑顔で!」と号令をかけてくださいましたが、数枚撮影した後、いきなり「ハイ、キムチ」とのかけ声にかわったので大きな笑い声が巻き起こりました。
出席者はパン友さんたちと再会を約束し、名残をおしみつつ散会となりました。現在日中関係が難しい時期にありますが、“人類愛に基づいた『動物外交』ができないものか。パンダを通じて世界平和に貢献したい”というのが、親睦会出席者に共通する願いと感じました。

(写真 : 岩崎洋一郎さん、レポート:井田綾子さん)
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2010年 7月5日 〜 7月10日 第6回 里親祭り

今年で第6回目となる里親祭りは、7月5日から10日までの日程で、上海と四川省・雅安の二箇所で行われました。今年は雅安の保護基地から10頭のパンダ達が、上海万博を応援する為に上海野性動物園に送られている為、最初の三日間は上海滞在です。この10頭のパンダの内、平平(ピンピン)、安安(アンアン)の二歳のお誕生日が7月10日となる為、上海野性動物園で行われるお誕生日祝いの式典に、中国を始め日本、オーストラリアの里親さんが招待されました。この10頭のパンダ達は、碧峰峡に残っている3頭のパンダとともに、2008年5月12日の四川大地震の後に誕生し、保護センターの皆さんが身を粉にして大切に育ててきたパンダ達です。お祝いには平平、安安の里親である中国の大人気スター、黄暁明さんや四川省の子供も駆けつけ、テレビ局の取材が入り盛大に行われました。私達里親もお揃いのパンダ柄のTシャツを着てお祝いに花を添えました。式典の後、人参がロウソク代わりに載った氷で作られた特製ケーキがパンダの屋外運動場に運ばれ、パンダ達は最初は物珍しそうに眺めていましたが、その内美味しいおやつだとわかると周りに集まってきて、可愛いしぐさで食べ初めました。私達は式典の前後、パンダ達の室内展示場に直行し、クーラーが効いた館内でパンダ達を心行くまで観察しました。

パンダ達の日常は、朝8時半に奥の飼育部屋から見学のできる部屋に移され、午前10時半頃と午後3時頃がミルクの時間のようです。もう2歳となるパンダ達ですが、まだまだ幼さが残っていて本当に可愛らしく、皆時間が経つのも忘れて見てしまいます。 上海野生動物園は広大な敷地にさまざまな動物が飼育され、サファリバスに乗り猛獣を観察することもできます。ここに移される前にいた上海動物園に比べると、パンダの室内展示に関しては、ガラス張りの壁がないので、すぐそこにパンダ達が遊んでいる姿を見ることが出来て見やすく、非常に満足感を得ることができました。中には手が届きそうなほど近くまで寄って来て、あたかも写真を撮ってといわんばかりのポーズをするパンダもいて、皆、歓声を上げました。また屋外運動場は広く、芝生が綺麗に手入れされており、とてもよい環境です。涼しい季節にまたここを訪れ、パンダ達が外で遊ぶ姿を見たくなる動物園だなと思いました。

上海での里親祭りで特筆すべきは、6日の懇親夕食会で日本からのメンバー全員で歌を合唱したことです。「四季の歌」の歌詞を「パンダを愛する人は〜」と替え歌にし、4番目は即席で覚えた中国語の歌詞で歌いました。これには中国の方々も多いに喜んで下さり、私達も楽しい一時を過ごすことができました。

次の日、里親祭りの行事は上海万博見学となりました。パンダクラブが予約して下さった中国未来館を見学した後、比較的空いている国の展示館を見て回りました。この日は大変な猛暑と混雑でみな疲労を隠せませんでしたが、万博特製のパンダの記念切手をゲットし大満足しました。

4日目は午前中、もう一度上海野性動物園に行きパンダ達にお別れを告げ、午後成都へと飛行機で移動したのでした。

(前半の写真とレポート : 小宮山祥子さん)

8日、成都双流国際空港にて途中から参加者した二名と合流し、各国の里親さんと大型バスに乗って出発しました。

碧峰峡基地初日、午前中は飼育体験に挑戦しました。パンダのお部屋がきれいになったところでおやつタイム。といっても私達が食べるのではありません(笑)栄養補助食のパンダケーキやリンゴ、ニンジンやタケノコ等を食べやすい大きさに準備して、担当したパンダに与えます。笹を食べる時は大きな口を開けて豪快に食べる彼等が、一辺3センチ程度に小さく割ったパンダケーキを少しずつ、おちょぼ口(?)で上品に食べる姿がとても愛らしく、少しでも大きいと一度手(前肢)に持ち替え、味わうようにして食べる繊細な一面を観察する事ができました。

飼育体験の後、今年の2月にアメリカのワシントン動物園から碧峰峡基地に来た泰山(タイシャン)くんのお誕生日会を見学しました。会場となる泰山くんの運動場前には、たくさんの方が集まっていらっしゃいました。特製のカステラに「5」と「HAPPY BIRTHDAY」と施されたケーキには、ローソクの代わりに5本のタケノコ、トッピングにリンゴやパンダケーキ、また笹とお花等が美しく飾りつけられていました。そのケーキに向って入場後真っ直ぐ歩み寄って行った泰山くん。まず始めにリンゴを手に取ってお座りし、私達を悠々と見回しながらのんびり食べ始めました。その後もケーキを壊さないよう丁寧に、美味しそうに食べる泰山くんに、観覧されていた皆様からバースデーソングが贈られました。

昼食時には飼育体験でお世話になった先生を囲んでパンダの飼育に関わる貴重なお話しや、9月から始まる新しい基地の計画等を伺いました。午後はパンダ幼稚園にて今年1歳になるコパンダ達との記念撮影。雨のため、幼稚園内には入らずに室内での撮影会となりました。愛嬌いっぱいのコパンダの姿に、最後の集合写真まで笑顔が絶えない楽しい時間になりました。

その後の自由時間は、各自里子のパンダに会いに行ったり、幼稚園で遊ぶコパンダを見学したりと思い思いに過ごしました。豹子山の広い運動場では、昨年オーストリア・シェーンブルン動物園から碧峰峡基地に来た福龍(フーロン)くんが、同い年の仲間達と一緒に木登りする姿も観る事ができました。

その夜の懇親会では臥龍パンダ保護研究センター主任補佐の湯純香先生、李偉部長より各国から集まった支援者の今日までの支持への感謝のお言葉を頂きました。また今年からパンダ倶楽部に加わられた日本語堪能な女性スタッフの方には細やかな配慮を頂戴し、一層楽しい旅となりました。

翌日は午前中碧峰峡基地にて過ごし、各自自由に見学して過ごしました。 碧峰峡基地での二日間は傘が手放せない生憎の空模様でしたが、朝夕は涼しいくらいでとても過ごしやすくて良かったと思います。運動場ではパンダ達が活発に過ごす姿を見る事ができ、改めてパンダ達にとって素晴らしい環境である事を感じました。 碧峰峡基地での最後の食事の席にて、日本パンダ保護協会に寄付していただいたロゴ入りTシャツを新たに購入された2名分の売上金を中国パンダ保護研究センターへ寄付しました。

(後半の写真とレポート : 須山聡美さん)
※ 集合写真は事務局
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2010年 4月3日 懇親会

久しぶりのいい天気の中、気持も晴れています。5時半に王子動物園主催の「夜桜通り抜け」に参加のため、皆さまが入り口で集合しました。見学者が後を絶たない中、皆さまは満開の夜桜を楽しみました。パンダ園のそばを通りすぎた時、「明日会いに来るよ」と、わくわくする気持ちでした。
この後は懇親会でした。神戸三宮駅前のおしゃれな居酒屋さんで行われました。新しい参加者は私入れて3人。それぞれ各地域からやって参りました。
そして、名前が覚えられるようにとフルネームの入ったバッジを参加者全員に配られ、名前の上段にはふりがな、下段には中国式ローマ字表記ピンインが綴ってあり、発音まで教えて頂き大感激!!
そして抽選会交えてのパンダの語らいが始まります。皆さんほとんどの方達が中国の里子ちゃんに会いに行っていらして、また沢山の子パンダちゃんと直接ふれあい、話を聞けば聞くほど溢れるくらいの情熱がたくさん伝わってきました。昨今、ワンちゃん猫ちゃんが身近にいて当たり前の世の中、ここではパンダちゃんが当たり前の生活なんですね。
二次会は場所を変え、これもまたおしゃれで、しかも、貸し切り部屋のバーで、今度は先日行われた子パンダの入園式のビデオを観賞しながら語らいました。
ビデオを拝見しますと、どの映像も子パンダまみれでそこにいる参加者全員皆さんものすごく幸せそう。そのうち、うちの里子が一番と親バカぶり発揮(?)本当に羨ましい限りでした。

4月4日 王子動物園
王子の桜は凄く綺麗だと聞いておりましたが、さすが噂通り満開に咲き乱れて、この日は快晴、気温も穏やかで花見には持って来いの陽気でした。
そんなわけで来園されるお客さんも数多くもちろんパンダ館も大きな行列を作ります。そしてさすがは神戸、参列するお客さんの中には中国や諸国の人達もいらしてました。
相変わらず食いっぷりのいい興興とお上品でおしゃまな旦旦は今日も元気に笹でお食事中。
満開の桜も見れたし、パンダ二頭も見ることもでき、まさに一石二鳥の一日でした。
初めはドキドキでしたが、皆さん親切な方達ばかりで、すぐに打ち解けることができました。とても楽しかったです。ありがとうございました。

(レポート:会員 橋本周子さん)
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2010年 臥龍子パンダ入園式

今回の5日間の旅は、全体的に生憎の悪天候に見舞われましたが、それとは裏腹に参加したみなさんの清々しい笑顔とともに無事幕を下ろすことができました。 また、荒れた天気のように予想外のことが次々起こった印象深い入園式でもありました。

初日の3月13日には上海万博を応援に来ていたパンダ13頭に会いに上海動物園に行きました。万博の熱気が手伝ったからでしょうか、パンダも参加者のみなさんも引き寄せ会うようにお互い離れようとしませんでした。そこで、係員方のご厚意で閉園後に特別にパンダ達を見学させてもらい、思わぬ形で“再会”を果たすことができました。結局その日ホテルに戻ったのは夜十時を過ぎてからでした。

翌日は午後に成都パンダ基地を訪ねる予定でしたが、前日の熱い時間を過ごしたおかげで参加者の方々ははやる気持ちを抑えきれず、なんと多数決の結果、満場一致でそのまま彼らの里子パンダ待つ碧峰峡基地で直行することに決まりました。成都パンダ基地はスキップされましたが、そこはやはりみなさんの“我が子”に対する愛情の深さの表れなのでしょう。

この日も翌15日も天気はすぐれませんでしたが、愛する我が子のいる場所に辿りつけたみなさんにとってはあまり関係ないようでした。掃除やパンダの糞取りなど、飼育体験を午前で終えた後、午後の自由時間ではみなさん“いつも通り”愛らしいパンダ達に見入っている様子でした。ちなみにこの日は飼育員がパンダをトレーニングしているのを見ることができました。パンダに鼻で赤いボールを突かせ、上手くできたらエサをあげるというもので、どのパンダもうまくこなしており、サーカスに入れるといってみなさん盛り上がっていました。

3月16日、いよいよ「子パンダ入園式」の日です。待ち望んだかのように今までくすぶっていた悪天候も嘘のように晴れ上がり、舞台は整いました。初めて我が子と対面するみなさんは喜びと感動で一杯のようでした。それもそのはずでしょう、これまで待ちに待った瞬間なのですから。里親は各自一皿ずつミルクを持って自分の子パンダにそれを飲ませるというイベントがあり、大変心温まる触れ合いを体験することができました。その後里子との記念写真も撮りましたが、みなさん終始笑顔でした。碧峰峡基地を発つまでの間、みなさんは各々“我が子”との時間を楽しんだり、他のパンダを可愛がったりしていました。

こうして里子に会えたみなさんからは本当に心からパンダを愛しているという感情が伝わってきました。生憎の天気になることもありましたが、最終的には晴れ上がり、新たにパンダ幼稚園に入園するパンダにとっても、参加者の方々にとってもいい形で入園式を行うことが出来たのではないかと思います。

2005 年 パンダ親睦会の報告

事務局長 斎 鳴

2005 年 2 月 22 日、日本パンダ保護協会の第一回親睦会が東京銀座ライオンのクラシックホールで開催されました。

黒柳徹子さん、湯川れい子さんを始め、評議員、役員、会員、及びお客様がおよそ 60 人の方に参加して戴き、楽しい一時を会員の皆様と過ごす事が出来ました。

第一回親睦会記念撮影
ヒサクニヒコさん、湯川れい子さん、岡崎友紀さん、より可愛いイラスト入り色紙を頂戴しました。

ヒサクニヒコ さん 湯川れい子 さん 岡崎友紀 さん
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